体力が低下して行動できないとき

体力が低下して行動できないとき

体力がなくてダラダラ過ごしてしまう

10年間のアトピーにより、外出できない時期も長く、僕の体はかなり弱っていました。

アトピーが改善した頃には40歳手前だったので、年齢的にも体力は低下していました。

人生の再スタートを切りたい僕にとって、この体力の低下は、行動を起こすのに大きな足かせとなりました。

体力がないので、いつも体がだるくて重いし、すぐに疲れてしまうのです。

何かをしよう、行動しようなんて気には、なかなかなれませんでした。

そして、結局何をするにも億劫で、ダラダラ過ごしてしまうのです。

個人的にはダラダラすることが悪いことだとは思っていないのですが、僕は人生を再スタートさせなければなりません。

やはり、行動しなければ何も始まらないし、変化は生まれないのです。

体力が低下していて、行動することが億劫になっていた僕は、とにかく最初は“動くことに慣れる”ということだけを、念頭に置いていました。

そのため、特に次の3つを意識して動くようにしていました。

  • 無理して動かない
  • 自分の興味に従う
  • 簡単なことでいい

行動するために意識した3つ

無理して動かない

行動を起こす大前提として、体がどうしてもしんどいとき、僕は無理して動くことはしません。

なんとか無理に行動を起こしたとしても、それを続けるのは難しいだろうし、逆に、より体を苦しめてしまい、さらに動けなくなってしまう恐れがあるからです。

それに、しんどいときに無理して動いていると、“行動する”ことから余計に気持ちが離れていってしまうかもしれないからです。

まずは、自分の体調が少しでも良いときに、動いてみることが大切だと思います。

また、動きはじめた後でも、疲れたときには躊躇せず、こまめに休むようにしています。

それが、行動し続けるには必要なことだし、行動することが楽しくなるコツだと、僕は考えています。

自分の興味に従う

体が重く、動くことが億劫なときほど、僕は自分の興味に素直に従って、行動するようにしています。

自分の興味があること、気になっていること、好きなことだからこそ、動いてみようとエネルギーが湧いてくるからです。

“動くことに慣れる”ためには、行動の意味や損得なんて考えません。

ここでは、その行動が人生の再スタートに関係するかどうかなんて、気にする必要はないのです。

勇気を持って、ただ純粋に自分の興味に従うだけです。

逆に、僕の場合は、興味がないことを無理にやろうとしても、体力を消耗してしまうので、余計に動きたくなくなります。

簡単なことでいい

体力も行動力もない僕には、何をやろうとしても、複雑なことや大変なことをやるという選択肢はありませんでした。

動くとすれば、とにかく簡単で単純なことしか、今の自分にはできないと考えていたからです。

まだ行動することに慣れていないのに、自分でわざわざハードルを上げる必要もないと思うのです。

まずは簡単なこと、無理せずにできることから行動に移し、動く楽しさやワクワク感などを感じることを、僕は大事にしていました。

そうやって、行動することの喜びを体感するからこそ、どんどんと次の行動につながってもいきました。

むずかしいことを頑張ってやるよりも、簡単なことをいろいろとやってみる方が、僕には合っていました。

行動へのハードルは下げておく

僕はこの3つを意識して、行動するようにしていたのですが、人によっては「かなり緩いことを言ってるなー」と感じるかもしれません。

でも、僕はそれでいいと思っています。

むしろ、できるだけ緩く考えて、行動へのハードルを下げておくことが大切だと考えています。

そして、少しでも行動しやすくなれば、あとはどんどん動いていくだけです。

僕はそうやって、行動することが当たり前になっていきました。

さらに、行動することに慣れてきたことで、今までに興味がなかったことや、経験したことのないことにも挑戦するようになっていきました。

小さな行動からの再スタート

僕は最初、ガチャガチャをやってみることにしました。

そう、あのカプセルの中におもちゃとかが入っているやつです。

多少なりとも、ガチャガチャには興味があったのですが、普段なら「お金がもったいない」と思ってやってみることはありませんでした。

でも、実際にやってみると、これが結構おもしろいのです。

目当ての物が出てくると嬉しくなります。

他には、いつもは読まないジャンルの本を読んだり、あまり行くことのなかった映画館に行ったり、博物館や美術館に行ったりと、ちょっとでも気になることは、できる限りやってみるようにしました。

いろいろやってみて、特にハマったのは、自然のなかで自由に過ごすことです。

運良く、自宅の近くに大きな公園があります。

そこで仕事のことを考えたり、本を読んだり、昼寝したり、たくさん歩いたり、ご飯を食べたり…。

どうやら、今の僕は自然のなかで過ごすことが好きなようです。

大きなお金を使わなくても楽しめるというのも気に入っています。

体力もついてきて、新しい仕事にも積極的に挑戦できています。

スタートはガチャガチャを回すという小さなことでしたが、僕の場合はその気楽なちょっとした行動が、人生の再スタートにつながっていきました。

そして、そんな生きることが楽しくなってきたなかで、このサイト(ブログ)を作ってみようと思ったのです。